シラセ@ブログ

元博士課程大学院生、今は新米社会人です。自立した研究者への転身を目指しています。大学院生の頃のことや、日々の生活で調べて見たこと・考えたことを書いていきます。


2018-01-01から1年間の記事一覧

大学院生の頃に読んで良かった本

大学生の頃から、大体週末の午前は本を読んでいました。(午後は研究室です。。。) この記事では、読んでよかったと思う本でかつトレンド的でないものを紹介します。 いくつかの本については、また別で記事を作成する予定です。 『イシューから始めよ』 イ…

「大きな研究室か、小さな研究室か」問題はnatureにも取り上げられていた

ポスドク先となる研究室を選ぶときに「大きな研究室を選ぶか、それとも小さな研究室か」という問題は、natureでも記事が組まれていました。 www.nature.com 長い記事なので全てを紹介することはできませんが、エッセンスをここで掻い摘んでみます。 中盤以降…

博士課程から民間企業への就職活動 情報収集編

博士課程修了後に民間企業に就職する予定の人は、D2からD3の前半にかけて就職活動をすることとなります。 しかし博士課程には、大学に残ることを目指している人や、卒業を延期するなどの理由で、情報を共有する相手がいないことが多いのも実情です。 この記…

忙しい大学院生のためのTOEIC対策法

就職活動などで必要になるTOEICの試験、なるべく楽して良い点数が取れるに越したことはありません。 この記事では、自分の経験を元に、研究に忙しい大学院生のTOEIC対策法を紹介します。 TOEICは続けて受験すると点数が上がる まずは私の経験を書きたいと思…

お金やポストに悩まずに安心して研究を続けるために、専門知識以外で身につけたいこと

博士課程修了後に学術機関に残ることを希望する場合、昨今のポスドク問題に代表されるように、お金やポストの問題にずっと悩む方が圧倒的多数の状況です。 実際、私がお世話になった先輩も、ポスドクの任期が切れる頃には次の職探しを大変しんどそうにしてい…

大学院進学の理由はひとそれぞれ

今日はものすごく自分語り記事です。 後輩に進学相談をされたときにはほぼ必ずされる質問、それは「なぜドクター行ったんですか?」というものです。 自分の場合は博士進学時に研究分野も変えているので、「分野を変えてまでなぜ進学したのですか?」と言わ…

地方の会社員が飲み会幹事をするときに考えるべきこと【反省・教訓】

つい最近、会社の所属グループの忘年会の幹事に当たってしまいました。 それで、段取りに大失敗してしまいました。 原因は、完全に自分の事前準備不足で、「どこにでも電車で移動する都会と、車が日常の足である地方とでは全く段取りが異なること」を、全く…

ココナラで出品しました

ココナラでサービスの出品をはじめました。 大学院生の頃にもやったことがあったのですが、しばらく忙しかったのでお休みしていました。 当ブログで興味を持たれましたら、ぜひご用命ください! profile.coconala.com 現在のところ、出品サービスは下記の2…

日系の製造企業での工場実習の話 その2 働いている人編

前回の記事で、工場実習の時の主な仕事内容を紹介しました。今回は、その続編として、そこで働いている作業員の人たちに関するお話です。 www.shirase-takaya.com 工場で働いているひとはどんな人? 工場で働いている作業員の人には結構色々な人がいて、高卒…

日系の製造企業での工場実習の話 その1 お仕事編

日系の製造業(メーカー)では、大抵どこの会社でも、入社後に工場実習が行われます。 会社によっては、工場実習という呼び方以外にも、三交代実習(三交替実習)などと呼んだりもします。 一般的には、間接部門に配属予定の人も、メーカーに入った全員が経…

新卒の配属ガチャでハズレを引いた話

今日は現在の自分の仕事ついて、いうなれば「配属ガチャでハズレを引いた話」の導入編です。 まずは現在の職務内容から 博士卒業後、今働いているのは、製造業の大手企業です。地方(ど田舎)の工場に配属されました。 職種は、工場にある研究所とかではなく…

学会聴講のススメ

こんばんは、シラセタカヤです。 今日は学会のお話です。大学院生の頃の自分の思い出と、教訓を書きます。 全く学会に行ったことのなかった私 大変恥ずかしい話なのですが、私は修士課程の時、一度も学会に行ったことがありませんでした*1。 私が当時在籍し…

大学院生も、研究テーマは複数持ちたい

こんばんは、シラセタカヤです。 この記事では、私が博士課程の院生だった頃に先生に言われて実践していたことを紹介したいと思います。 それは、研究テーマを複数持ち、並行して進めて行くことです。 「一つの研究プロジェクトを進めるだけでも大変なのに」…

学外の研究所で研究してみませんか

大学院進学というと、大学院の紹介パンフレットを見て興味のある研究室を探すという人が多いかと思いますが、実はもっとたくさんの選択肢があることをご存知ですか? それが研究指導委託、通称、外研という方法です。 この制度を知っていると、選択肢が大き…

新しく研究を始める時の文献調査の方法

新しく研究を始める時は、まずは自分が「何を明らかにする必要があるのか」をピンポイントで考える必要があります。 「先輩がやっていたテーマの引き継ぎ」という形で予め次にやる実験が自ずとが決まっている場合もありますが、その時も背景を調べて自分が何…

自分にあった研究室選びの方法 その2 訪問

大学院に進学するにあたって、研究室選びはかなり重要です。 前の記事では、自分がどのような基準で研究室を探していたか、ということを書きました。 www.shirase-takaya.com 興味をもった研究室には、訪問してみることが大変重要です。研究内容が強く興味が…

自分にあった研究室選びの方法

大学院に進学する上で重要なのが、「どこの研究室に行くか」という問題です。 もちろん、特定分野の権威の先生のところに行きたい、という理由で選ぶのも良いかと思いますが、自分はやや異なる考え方をしていました。 この問題には最後は自分がのびのびと研…

大学院生活を振り返る

「自分について」でも書いたように、大学院生だったときのことを振り返りつつ、少しでも今後の人に役立つ情報を書くというのがこのブログを作った目的の一つです。 今後、このブログで書いて行きたいことは色々ありますが、まずは簡単に、自分のこの5年間の…

初めましての記事

初めまして、シラセタカヤと言います。性別は男です。 この名前は実名ではないですが、以前は本名のままブログなどやっていたので、内容からもしかしたらピンとくる方もいるかもしれません。その場合はそっとしておいてください(笑) 本職は、以前は博士課…