シラセ@ブログ

元博士課程大学院生、今は新米社会人です。自立した研究者への転身を目指しています。大学院生の頃のことや、日々の生活で調べて見たこと・考えたことを書いていきます。


大学院生活

「大きな研究室か、小さな研究室か」問題はnatureにも取り上げられていた

ポスドク先となる研究室を選ぶときに「大きな研究室を選ぶか、それとも小さな研究室か」という問題は、natureでも記事が組まれていました。 www.nature.com 長い記事なので全てを紹介することはできませんが、エッセンスをここで掻い摘んでみます。 中盤以降…

博士課程から民間企業への就職活動 情報収集編

博士課程修了後に民間企業に就職する予定の人は、D2からD3の前半にかけて就職活動をすることとなります。 しかし博士課程には、大学に残ることを目指している人や、卒業を延期するなどの理由で、情報を共有する相手がいないことが多いのも実情です。 この記…

忙しい大学院生のためのTOEIC対策法

就職活動などで必要になるTOEICの試験、なるべく楽して良い点数が取れるに越したことはありません。 この記事では、自分の経験を元に、研究に忙しい大学院生のTOEIC対策法を紹介します。 TOEICは続けて受験すると点数が上がる まずは私の経験を書きたいと思…

お金やポストに悩まずに安心して研究を続けるために、専門知識以外で身につけたいこと

博士課程修了後に学術機関に残ることを希望する場合、昨今のポスドク問題に代表されるように、お金やポストの問題にずっと悩む方が圧倒的多数の状況です。 実際、私がお世話になった先輩も、ポスドクの任期が切れる頃には次の職探しを大変しんどそうにしてい…

大学院進学の理由はひとそれぞれ

今日はものすごく自分語り記事です。 後輩に進学相談をされたときにはほぼ必ずされる質問、それは「なぜドクター行ったんですか?」というものです。 自分の場合は博士進学時に研究分野も変えているので、「分野を変えてまでなぜ進学したのですか?」と言わ…

学会聴講のススメ

こんばんは、シラセタカヤです。 今日は学会のお話です。大学院生の頃の自分の思い出と、教訓を書きます。 全く学会に行ったことのなかった私 大変恥ずかしい話なのですが、私は修士課程の時、一度も学会に行ったことがありませんでした*1。 私が当時在籍し…

大学院生も、研究テーマは複数持ちたい

こんばんは、シラセタカヤです。 この記事では、私が博士課程の院生だった頃に先生に言われて実践していたことを紹介したいと思います。 それは、研究テーマを複数持ち、並行して進めて行くことです。 「一つの研究プロジェクトを進めるだけでも大変なのに」…

学外の研究所で研究してみませんか

大学院進学というと、大学院の紹介パンフレットを見て興味のある研究室を探すという人が多いかと思いますが、実はもっとたくさんの選択肢があることをご存知ですか? それが研究指導委託、通称、外研という方法です。 この制度を知っていると、選択肢が大き…

新しく研究を始める時の文献調査の方法

新しく研究を始める時は、まずは自分が「何を明らかにする必要があるのか」をピンポイントで考える必要があります。 「先輩がやっていたテーマの引き継ぎ」という形で予め次にやる実験が自ずとが決まっている場合もありますが、その時も背景を調べて自分が何…

自分にあった研究室選びの方法 その2 訪問

大学院に進学するにあたって、研究室選びはかなり重要です。 前の記事では、自分がどのような基準で研究室を探していたか、ということを書きました。 www.shirase-takaya.com 興味をもった研究室には、訪問してみることが大変重要です。研究内容が強く興味が…

自分にあった研究室選びの方法

大学院に進学する上で重要なのが、「どこの研究室に行くか」という問題です。 もちろん、特定分野の権威の先生のところに行きたい、という理由で選ぶのも良いかと思いますが、自分はやや異なる考え方をしていました。 この問題には最後は自分がのびのびと研…

大学院生活を振り返る

「自分について」でも書いたように、大学院生だったときのことを振り返りつつ、少しでも今後の人に役立つ情報を書くというのがこのブログを作った目的の一つです。 今後、このブログで書いて行きたいことは色々ありますが、まずは簡単に、自分のこの5年間の…